設置場所・サイズで選ぶ

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省スペースなら市販の物置でも十分に運用可能

脱水機を置くスペースがあまりない、場所を取りたくない、エレベーターに載せられるものがいい等の悩みがある場合は、コンパクトなサイズの脱水機を選びましょう。これまで設置できなかったような場所に設置できるものや、市販の物置に設置できるサイズの脱水機が増えています。

汚泥供給ポンプやタンク、自動溶解装置などが一体化し、自動運転できる等、小型になっても必要な機能は備えています。簡単に設置でき、基礎工事の必要がなく、工事費の低減も可能です。

汚泥処理量が10㎡/日を超える施設は特別な届け出が必要に

「廃掃法施行令第7条第1号」「水濁法施行令別表第1の第71の4項」に定められているように、1日の処理量が10立方メートルを超える汚泥の脱水施設は、設置許可申請をしなければなりません。申請をして審査を受け、許可証が交付されると施設の建設工事が行えます。

施設の工事が完成し、使用する前に検査を受け、適合通知を受け取ることで、ようやく施設を稼働できます。施設運営している中で、変更事項が生じた時や休止・廃止する際にも届出が必要です。

小規模な工場では一日に出る汚泥の量に適した製品選びを

工場から排出される排水の性状や量は、業種や製造方法によって異なるものですが、多くの小規模工場では、1日の排水量が法令で定められている10立方メートルに満たないと考えられます。

汚泥脱水機は汚泥の性状や量に合ったものを選ぶと、効率よく処理できるものです。脱水機に対して処理量が多かったり少なかったりすると、その性能が十分に発揮されません。工場で1日に発生する汚泥量を把握した上で、処理に適した機械を選ぶことが大切です。

小規模工場向けの製品はアフターフォロー&使用状況を吟味しよう

汚泥脱水機は1度導入すると、多くの工場では長い期間使い続けることになるでしょう。使っているうちに不具合が生じることや、汚泥量が変化することも考えられます。

専門的な機械なので自社で解決するのは難しく、定期点検や修理などのアフターフォローがしっかりしている会社を選んで購入すると安心です。汚泥には様々な種類があり、同じ製品を扱う工場であっても同じ脱水機が適しているとは限りません。自社と同じ製品を扱う工場への納品実績が多くある会社であれば、ノウハウが蓄積されているので、適切な提案が期待できます。

業種別で選ぶ
おすすめ汚泥脱水機3選を見る

導入業種別 汚泥脱水機3選
多重板型スクリュープレス脱水機 MDシリーズ
画像引用元:鶴見製作所公式HP
(https://www.tsurumipump.co.jp/products/Water_Treatment_Equipment/detail/MDQ.php)
多重板型スクリュープレス脱水機
MDシリーズ
処理能力 3~216kgDS/h
全長 1,790~3,720mm

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画像引用元:東洋スクリーン公式HP
(https://www.toyoscreen.co.jp/product/?id=1488515606-682526&ca=7)
TS式ドラム型絞り脱水機
処理能力 要問合せ
全長 要問合せ

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画像引用元:IHI公式HP
(https://www.ihi.co.jp/separator/products/decanter/mw.html)
スクリュウデカンタ形遠心分離機
HS-MW形
処理能力 3~120㎥/h
全長 1,550~6,240mm

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※1 参照元:鶴見製作所公式HP(https://www.tsurumipump.co.jp/products/Water_Treatment_Equipment/detail/MDQ.php)

※2:2025年8月調査時点:参照元:鶴見製作所公式HP(https://www.tsurumipump.co.jp/products/Dehydrators-Series/)

※3 参照元:東洋スクリーン公式HP(https://www.toyoscreen.co.jp/product/?p=1&ca=7)