製薬工場から排出する汚泥には、金属くずやガラスくず、廃プラスチックなどを含むことがあります。廃棄物として処理することはもちろん、引火性廃油やジオキサン含有廃液にあたる場合は、特別管理産業廃棄物となり、さらに慎重な処理が求められます。
小型ながら処理能力は高く、低濃度から高濃度の汚泥まで処理できます。従来型より消耗部品を削減し、交換作業を簡単にしました。補機類の見直しによりコンパクト化したため、消費電力が減少し、設置場所にも困りません。
既設脱水機では、定期的なフィルター・ろ材交換に多額の費用が発生していました。導入後は、凝集剤の処方を見直し薬品代は増えましたが、脱水ケーキ含水率の低減により処理量が減少し、トータルではコスト削減につながっています。
脱水機と2つの薬液溶解設備がセットになったオールインワンの汚泥脱水機。汚泥処理に必要な脱水のみならず、薬液溶解も同時にできるため、手間がかからず初心者向きの製品です。
生物処理の余剰汚泥でしたが、VTSが59.7%と低く粘性の高い汚泥でした。フィルタープレスでは処理が困難だったことからSPATON脱水機へ更新しました。
脱水しながらろ過体をセルフクリーニングするため、目詰まりせず洗浄水は不要、安定して連続脱水できます。簡単に操作でき、見やすい表示で機械の状況把握がしやすくなっています。各種センサーによる24時間全自動無人運転が可能です。
ヨウ素などを扱う化学品メーカーで、ベルトプレス脱水機で処理を行い、メンテナンスと見回りに時間と労力がかかることが問題でした。導入後は、目詰まりしない構造とセルフクリーニング機能によって、見回りが不要になり問題が解決しました。
脱水機を導入して汚泥を減容化すると、廃棄物処理費用が削減でき、効率化やコスト低減につながりますが、脱水機の運用に手間がかかっては元も子もありません。自動でクリーニングする機能を備えるなど、手間がかからない脱水機を選ぶことが大切です。
汚泥脱水機は、使用状況に応じて適切な製品選びをすることで、より効果的なコスト削減につなげることができます。 フォロー体制の整った3メーカーの小規模工場向け製品を、使用状況別におすすめしてご紹介します。
※最大4年までの延長オプションもあり。
※選出基準:Googleで「汚泥脱水機」で検索して表示された汚泥脱水機メーカー13社のうち、下記2項目を満たす3社を選定(2022年1月時点)。
・官公庁向けでなく小規模工場用の製品を製造している
・詳細な製品スペックや運用時のアフターフォローについて記載がある