ベルトプレス型汚泥脱水機

目次

ベルトプレス型汚泥脱水機の原理

ベルトプレス型汚泥脱水機
引用元HP:栗田工業株式会社公式HP
https://kcr.kurita.co.jp/wtschool/050.html

2枚のろ布の間に汚泥を挟み、ロールが対向している部分を通過するときに汚泥が絞られ、ろ布がロール間を上下に動くことで汚泥が圧搾され、脱水ケーキが得られるという仕組みです。

脱水された汚泥は脱水ケーキとなり、スクレーバによって剥がされ機外へ排出。ろ布は目詰まり防止のために圧力水で洗浄され、再びろ過に戻ります。

ベルトプレス型汚泥脱水機のメリット

低濃度から高濃度、生物処理汚泥や凝集沈殿汚泥など、幅広い汚泥処理が可能です。

連続処理ができるため、大量の汚泥処理に適しています。ムラのない脱水が可能で、含水率の低下を実現。汚泥に適したロール配列をして、装置部品を少なくすることもできます。

ベルトプレス型汚泥脱水機のデメリット

ろ布が目詰まりすると汚泥があふれ、処理能力や量が減少します。機種や用途で異なりますが、一定期間ごとにろ布の交換が必要です。

処理する汚泥性状に合わせて、ろ布の選定、緊張圧力、走行速度を調整しなければなりません。

ベルトプレス型汚泥脱水機の製品例

L-03型(積水アクアシステム)

積水アクアシステム株式会社
引用元HP:積水アクアシステム株式会社公式HP
https://www.sekisuia.co.jp/plant/l/
脱水方式 ベルトプレス型
処理能力 10~25kgDS/h(加圧浮上+余剰混合汚泥の場合)
想定濃度 記載なし
ケーキ含水率 記載なし
サイズ 2,400mm(W)×1,220mm(D)×1,620mm(H)
消費電力 0.8KW
要メンテナンス項目 記載なし

2連式凝集反応槽を標準装備しているため、幅広い汚泥に対応できます。
フロックは特殊なろ布に挟まれて徐圧ロール(孔明ロール)を通過し、脱水部でせん断脱水され、ケーキとなって排出。化学工場や食品工場などで導入されています。

コンパクトでスペースを取らないうえ、1台で多くの汚泥処理ができ、高濃度汚泥の処理も可能です。徐圧(孔明)ロールを採用し、含水率の低下やムラの無い脱水を実現しています。

アフターサポート・メンテナンス項目も要チェック

シンプルな構造で、コンパクトなサイズの機械が多く、日常のメンテナンスが簡単にできるようになっています。ろ布は自動洗浄され、目詰まりしにくい仕組みになっていることが多い装置ですが、一定期間での交換は必要です。

このサイトでは、アフターフォローが行き届いた3メーカーを紹介しています。汚泥脱水機選びの参考にしてみてください。

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おすすめ汚泥脱水機3選を見る

導入業種別 汚泥脱水機3選
多重板型スクリュープレス脱水機 MDシリーズ
画像引用元:鶴見製作所公式HP
(https://www.tsurumipump.co.jp/products/Water_Treatment_Equipment/detail/MDQ.php)
多重板型スクリュープレス脱水機
MDシリーズ
処理能力 3~216kgDS/h
全長 1,790~3,720mm

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画像引用元:東洋スクリーン公式HP
(https://www.toyoscreen.co.jp/product/?id=1488515606-682526&ca=7)
TS式ドラム型絞り脱水機
処理能力 要問合せ
全長 要問合せ

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画像引用元:IHI公式HP
(https://www.ihi.co.jp/separator/products/decanter/mw.html)
スクリュウデカンタ形遠心分離機
HS-MW形
処理能力 3~120㎥/h
全長 1,550~6,240mm

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※1 参照元:鶴見製作所公式HP(https://www.tsurumipump.co.jp/products/Water_Treatment_Equipment/detail/MDQ.php)

※2:2025年8月調査時点:参照元:鶴見製作所公式HP(https://www.tsurumipump.co.jp/products/Dehydrators-Series/)

※3 参照元:東洋スクリーン公式HP(https://www.toyoscreen.co.jp/product/?p=1&ca=7)