2枚のろ布の間に汚泥を挟み、ロールが対向している部分を通過するときに汚泥が絞られ、ろ布がロール間を上下に動くことで汚泥が圧搾され、脱水ケーキが得られるという仕組みです。
脱水された汚泥は脱水ケーキとなり、スクレーバによって剥がされ機外へ排出。ろ布は目詰まり防止のために圧力水で洗浄され、再びろ過に戻ります。
低濃度から高濃度、生物処理汚泥や凝集沈殿汚泥など、幅広い汚泥処理が可能です。
連続処理ができるため、大量の汚泥処理に適しています。ムラのない脱水が可能で、含水率の低下を実現。汚泥に適したロール配列をして、装置部品を少なくすることもできます。
ろ布が目詰まりすると汚泥があふれ、処理能力や量が減少します。機種や用途で異なりますが、一定期間ごとにろ布の交換が必要です。
処理する汚泥性状に合わせて、ろ布の選定、緊張圧力、走行速度を調整しなければなりません。
脱水方式 | ベルトプレス型 |
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処理能力 | 10~25kgDS/h(加圧浮上+余剰混合汚泥の場合) |
想定濃度 | 記載なし |
ケーキ含水率 | 記載なし |
サイズ | 2,400mm(W)×1,220mm(D)×1,620mm(H) |
消費電力 | 0.8KW |
要メンテナンス項目 | 記載なし |
2連式凝集反応槽を標準装備しているため、幅広い汚泥に対応できます。
フロックは特殊なろ布に挟まれて徐圧ロール(孔明ロール)を通過し、脱水部でせん断脱水され、ケーキとなって排出。化学工場や食品工場などで導入されています。
コンパクトでスペースを取らないうえ、1台で多くの汚泥処理ができ、高濃度汚泥の処理も可能です。徐圧(孔明)ロールを採用し、含水率の低下やムラの無い脱水を実現しています。
シンプルな構造で、コンパクトなサイズの機械が多く、日常のメンテナンスが簡単にできるようになっています。ろ布は自動洗浄され、目詰まりしにくい仕組みになっていることが多い装置ですが、一定期間での交換は必要です。
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