汚泥(スラッジ)とは、工場排水の処理後や製造業の製造工程で生じる泥状の沈殿物を指します。排水処理によって発生する汚泥は大きく分けると「有機性汚泥」と「無機性汚泥」の2つに分けられます。
無機性汚泥と有機性汚泥は、法律上で区別されているわけではありません。汚泥の処理方法を確認するときに、自社に適した業者を把握しやすくするために設定されたものです。
食品工場の汚泥(有機性汚泥)の処理をお願いしたいのであれば、有機性汚泥の処理を得意とする業者に依頼した方が自社に合った汚泥処理が可能となります。そのため、自社が扱う汚泥の種類が無機性汚泥なのか有機性汚泥なのか把握してから、業者に依頼するようにしましょう。ここでは、それぞれの汚泥について解説します。
有機性汚泥とは、主に下水処理場や食品工場などで、有機物を多く含んだ物質の排水を処理する際に発生する汚泥です。
バイオマス資源やセメント材料などに再利用されることもあります。
多重板型やスクリュープレスなど、目詰まりが起こりにくい汚泥脱水機が適しています。機種によっては機械がセルフクリーニングするため、有機性汚泥であっても目詰まりしにくくメンテナンスコストも抑えられるでしょう。
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無機系汚泥とは、無機物を多く含んだ汚泥のこと。土木工事の現場や金属工場など、金属成分や砂を多く含む排水処理において発生します。代表例には、表面処理(めっき)工程から発生する金属水酸化物スラッジがあります。
無機性汚泥には主にフィルタープレス型汚泥脱水機が利用されます。その他、メーカーによっては有機性汚泥、無機性汚泥どちらにも対応した汚泥脱水機を開発しています。
汚泥は、排水処理施設で排水を処理する過程または結果として発生し、その後、産業廃棄物として脱水・乾燥・焼却されます。 汚泥のほとんどは95~99%の水分を含んだ状態であるため、まずは脱水する必要があります。
自社が扱う汚泥の種類を把握したら、次は自社に合った汚泥脱水機を比較して検討しましょう。
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汚泥脱水機は、使用状況に応じて適切な製品選びをすることで、より効果的なコスト削減につなげることができます。 フォロー体制の整った3メーカーの小規模工場向け製品を、使用状況別におすすめしてご紹介します。
※最大4年までの延長オプションもあり。
※選出基準:Googleで「汚泥脱水機」で検索して表示された汚泥脱水機メーカー13社のうち、下記2項目を満たす3社を選定(2022年1月時点)。
・官公庁向けでなく小規模工場用の製品を製造している
・詳細な製品スペックや運用時のアフターフォローについて記載がある